久しぶりに目録です。
今月は、料理のジャンルで分けて、料理人漫画をまとめていこうと思います。
今回は西洋料理です。
次は中華料理(他)をまとめる予定で、その次は飲みもの系(バーテンダーやソムリエ、茶師、バリスタ)職業。
一番多くて大変そうなのは日本料理(和食、割烹、寿司…)でしょうか。
10月いっぱいで一区切りつけられるといいなあ…。
今までまとめた職業系の目録はこちら。
●和菓子・洋菓子・パン作り職人が描かれた作品まとめ(パティシエなど)
●農業がテーマの漫画一覧
洋食料理人(イタリアン・フレンチ)
【定義】
・主人公の職業が、洋食(イタリアン、フレンチなど西洋料理)の料理人である漫画。
・厨房の様子が分かるような、ある種の「(職業人を描いた)ビジネス漫画」。
※『ザ・シェフ』は職業マンガではないので外しました。
※『ミスター味っ子』など、料理対決がメインの作品は別にまとめる予定です。
洋食全般
元々、料理人として働いていた漫画原作者・西村ミツルさんの作品が多いですね。
大使閣下の料理人(原作:西村ミツル、漫画:かわすみひろし)
作者自身の在ベトナム日本大使公邸料理人としての経験を元にした創作漫画。ベトナムを舞台に、元ホテル勤務の料理人・大沢公(28歳~)が公邸料理人として活躍する姿を描く。
料理マンガですが「公邸」を舞台にしており、現実の外交・政治の時事ニュース等をストーリーと関わらせたり、食と政治・外交を絡めて描くのが特徴。
講談社「モーニング」1998年~2006年に連載。単行本は全25巻(完結)、文庫版は全11巻。
●Yahoo!ブックストアで試読できます
グ・ラ・メ! ―大宰相の料理人(原作:西村ミツル、漫画:大崎充)
料亭政治という闇を吹き払い、開かれた官邸をアピールする為に抜擢された料理人は若干25歳の女の子・一木くるみだった…。
『大使閣下の料理人』の続編にあたり、大沢公が師匠として登場するなど、同じキャラクターが登場します。また、今作でも食と政治・外交を絡めたストーリーが展開。
新潮社「週刊コミックバンチ」にて2006年~2010年に連載。単行本は全13巻(完結)。
●BookLive!で1話が試読できます
Oui Chef!(原作:城アラキ、漫画:こばやしひよこ)
料理が出来ない主人公が実家の洋食屋を継ぐため、料理人を目指す物語。
集英社「グランドジャンプ」にて連載。単行本は1巻のみ。
●出版社サイトで試読できます
イタリアン
バンビ~ノ!(せきやてつじ)
新米のイタリアン料理人・伴省吾が、東京・六本木の人気トラットリアで数々の試練にぶつかりながらも成長していく姿を描いた漫画。
厨房の様子や忙しさ、職場の人間関係などがメインテーマ。
小学館「ビッグコミックスピリッツ」にて2005年~2009年まで連載。単行本は全15巻。
『バンビ〜ノ!SECONDO』は続編。
●Yahoo!ブックストアで試読できます
バンビ〜ノ!SECONDO(せきやてつじ)
続編。
小学館「ビッグコミックスピリッツ」にて2009年~2013年まで連載。単行本は全13巻。
●Yahoo!ブックストアで試読できます
リストランテ・パラディーゾ(オノ・ナツメ)
イタリアのリストランテ「カゼッタ・デッロルソ」を舞台に、従業員や客を描いた群像劇(短編集)。
ジェラートやパスタなど、描かれる食べ物はとても美味しそうですが食や厨房の描写がメインではありません。初老でメガネの男性萌え漫画というか…(好きな作品です。)
太田出版「マンガ・エロティクス・エフ」にて2005年5月から2006年3月まで連載。単行本は1巻。続編あり。
GENTE(オノ・ナツメ)
『リストランテ・パラディーゾ』続編。
単行本は全3巻。
フレンチ
おいしい関係(槇村さとる)
裕福な家庭に育った百恵は、父の突然の死でそれまでの生活が一転。思い悩んでいる時に偶然入った洋食屋『プチ・ラパン』のコンソメの味に感動し、その店で働き始める。
女性誌連載作品らしく、恋愛と働く女性の悩みや葛藤がメインテーマ。女性料理人の職業マンガとして面白いです。
集英社「ヤングユー」にて1993年から1999年に連載。単行本は全16巻(完結)。文庫版全10巻。
●Yahoo!ブックストアで試読できます
★★★のスペシャリテ(谷古宇剛)
ひょんなことからフレンチの世界に足を踏み入れた高校生、中原三星。得意の記憶力を武器に“スペシャリテ[極上の一皿]”を目指して奮闘する! 本格フレンチシェフ修行物語!!
小学館「週刊少年サンデー」同「クラブサンデー」にて2008年~2009年連載。単行本は全6巻。
●Yahoo!ブックストアで試読できます