料理漫画の中でも、私が一番好きなのが「レシピ付きマンガ」です。
そこそこ数が多いので、主人公の性別で分けてみました。
(青年誌で連載している漫画が多く、少女マンガ、少年マンガ…といった区切りは難しいので苦肉の策です。)
ほとんどの作品、電子書籍版があります。Kindle以外の電子書籍ストアでも販売しているはずです。
電子書籍版がない作品のみ、注記しています。
全体として、料理を生活の一部として描いていますね。
似たような作品(いわゆる、食卓マンガと言われるもの)もありますが、レシピがついてない作品は除外しています。
レシピ付料理漫画
【定義】
・作中に登場した料理の作り方や材料が書かれている漫画
・漫画の中で主人公が「料理を作って」「食べてもらう(もしくは一緒に食べる)」作品。
・料理を作る人が料理人でも素人でも「料理漫画(レシピ付)」として扱う。
・コミックエッセイは別にまとめる。今回は創作漫画のみ。
主人公が男性 14作品
クッキングパパ(うえやまとち)
元祖・レシピ付料理漫画。会社員の荒岩が家族や同僚の為にバラエティ豊かな料理をふるまう。
アニメ化・ドラマ化もされた人気作で、100巻超えても終わる気配も衰えた感もなく安定して連載しています。
講談社モーニングにて連載中。
●Cookpadで5話公開中(水曜更新、非会員でも読めます)。
●講談社モアイ作品紹介ページ
貧民の食卓(おおつぼマキ)
1人分200円以内のレシピ。全5巻。KindleUnlimited対象。
●eBookJapanで1巻が立読みできます ※スマホは要アプリDL
月夜見亭の主人(青柳たくみ)
美大学生の主人公が、カフェ月夜見亭で働きながら将来を考えたりする物語。全2巻。紙のみで電子書籍なし。
個人的に好きだった作品で隠れた名作だと思っています。
きのう何食べた?(よしながふみ)
阿佐ヶ谷に住むゲイカップルの史郎さんとケンジの日常を描いたレシピ付食卓漫画。
この漫画についているレシピは、日常的に作りやすいです。漫画も面白いのでお勧め。10巻以上(10年以上)続いていますが、衰えず面白い。2019年4月にドラマ化します。
講談社モーニングにて連載中。
●講談社「モアイ」にて1話分試読できます。(今は8話。)
おかわり飯蔵(原作・魚柄仁之助、漫画・大谷じろう)
古道具屋の主人にしてお手軽料理の達人が主人公。魚柄仁之助さん本人がモデルかな?(料理家であり小道具屋主人)
全11巻。紙は絶版ですが、電子書籍版が出ています。
●「ソク読み」にて1話が試読できます
クックドッポ(原作・魚柄仁之助、漫画・山仲剛太)
ミステリ×料理漫画。魚柄さんの料理漫画、多いんだな(節約料理本が好きです)。全4巻。
紙は絶版ですが、電子書籍版が出ています。
●「ソク読み」にて1話が試読できます
高杉さん家のおべんとう(柳原望)
30歳の温巳が、母を亡くした中学生・くるりを引き取り、一緒に毎日のおべんとうを作ることで交流を深める…といった物語。
私も読んでいますが、キャラが好きになれるかどうかで評価が分かれそうな漫画です。レシピもちょっと独特。
MFコミックフラッパーにて連載。全10巻。
●Pixivコミックで第1話+αが試読できます
続編『冷めてもおいしい中学2年生編』が1冊あります。
レシピ本も出ています。
銀のスプーン(小沢真理)
双子の弟妹を持つ高校3年生の律が、母の入院をきっかけに料理を始める…という物語。
漫画として面白いし、レシピも作りやすいものが多いと感じました。
講談社Kissにて連載。全17巻。
●講談社Kiss作品紹介ページで1話が読めます
3人分クッキング(futa)
1人200円以内で作れるレシピ。一迅社コミックレックスでの連載は終了?紙だけなので買うなら古本となります。
甘々と稲妻(雨隠ギド)
妻を亡くした高校教師犬塚が、1人娘のために教え子と一緒に料理を学んでいく漫画。娘・つむぎちゃんが表情豊かです。
漫画として面白いし、レシピも使いやすいです。料理ではなく物語が中心です。
講談社イブニングにて連載。全12巻。
●講談社「モアイ」にて1話分試読できます。
あさめしまえ(北駒生)
食堂で朝食を食べさせてもらったことをきっかけに救われた主人公が、料理人として色々な人に朝ごはんをふるまう…という話。
タイトル通り、朝ご飯に絡む物語です。あまり目立ちませんが、丁寧に描かれた名作だと思います。
講談社BELOVEにて連載。全6巻。
●講談社BELOVEサイトにて第1話を試読できます
レシピ本も発売中。
まかない君(西川魯介)
主人公(男)が、一緒に住んでいる年上のいとこ3人の為にごはんを作る様子を描いた食卓マンガ。
細かい分量は書かれていませんが漫画を読んでいたら再現できそうです。
今はない(マンガParkに統合された)サイト「ヤングアニマルDensi」で連載していました。全6巻
よしえサンのクッキングダンナ(須賀原洋行)
作者の家族が登場し、描かれるファミリーエッセイ。(昔から続いているせいかコミックエッセイ?なのでこちらに)。
怪盗レシピ(若林健次)
「有名店のあの味を再現する」のがテーマ。でも細かいレシピ(材料の分量)がついていないという漫画…。
主人公が女性 5作品
放浪の家政婦さん(小池田マヤ)
料理上手で仕事の腕はピカイチだけどアウトローな家政婦さん・里が主人公。シリーズ全3冊。
ちょっと癖が強いですが、面白い漫画です。
にがくてあまい(小林ユミヲ)
野菜嫌い・アラサ―OLの江田とベジタリアンで料理が好きな高校教師・渚の物語。料理もベジタリアン(ビーガン?)です。
料理を作るのは男(渚)、食べるのは女(江田)です。人気を得て映画化しました。
1巻発売時から読んでます。ちょっと好みは分かれる気がしますが、野菜だけのレシピなど色々と新しさを感じた作品です。
全13巻。
●マックガーデン・コミックオンラインにて連載中。第1話+最新2話が読めます。
日曜日は、ネコごはん(山本喜子)
猫も食べられる料理を作って夫婦2人+飼い猫で食べる物語。全2巻。
日日べんとう(佐野未央子)
曲げわっぱに雑穀ごはんを詰める、ちょっと変わった気質のOLの物語。材料記載は2巻から。
主人公が偏屈というか、ちょっと変わった感じに描かれているので、合うかどうか試した方が良いかも。食は、生活の一部として描かれます。恋愛や仕事の割合も高いです。
集英社OfficeYouにて連載中。
●OfficeYouサイトで1話が読めます
くーねるまるた(高尾じんぐ)
料理と食べることが好きなポルトガル人・まるたさんの漫画。
小学館ビッグコミックスピリッツにて連載。全14巻。
●小学館のサイトで16P程度「ためし読み」できます
くーねるまるた ぬーぼ(高尾じんぐ)
『くーねるまるた』の続編です。小学館ビッグコミックスピリッツにて連載。
主人公が料理を作って食べる漫画 2作品
1話の中で「メニューを決めて作って食べる」までが描かれている漫画で、詳細なレシピ(分量)はついていません。
ホクサイと飯(鈴木小波)
一人暮らしの女マンガ家が迫り来る締切&容赦ない編集、そして日々の「飯」と全力で取り組む姿を描いたインドア系料理漫画。
角川書店「サムライエース」に連載(完結)。
●Yahoo!ブックストアで立読できますが…2ページだけなのでKindleで試読版DLが便利です。
続編『ホクサイと飯さえあれば』を講談社「ヤングマガジンサード」にて 連載中。
花のズボラ飯(原作:久住昌之,漫画:水沢悦子)
単身赴任の夫を持つ主婦が主人公。自分の為に思い付きでざざっと料理を作って食べる漫画。
秋田書店「Eleganceイブ」で連載。全3巻。
●出版社の作品紹介ページで第1話が試読できます
原作者・久住さんが選んだ、よりぬきの文庫版も出ています。
『花のズボラ飯』はレシピ本も出ています。簡単なレシピが多いですね。
B級グルメ・料理漫画 3作品
1から作るのではなく、惣菜やカップめん、お菓子などそのまま食べれるものに「ちょい足し」するなどして食べる漫画。
セイシュンの食卓(たけだみりこ)
1人暮らしの人が作って楽しむ簡単・安い・美味しいレシピ。
1980年代の漫画です。紙だけなので読みたい場合は古本を。
●Yahoo!ブックストアで5Pだけ立読できます(目次+漫画1ページ)
Kindle版は2作あります。
OH!MYコンブ(原作:秋元康、漫画:かみやたかひろ)
元祖B級グルメ漫画。やっぱりコロコロよりボンボンだよね(旦那さん・談)。作者って秋元康なんですね…(驚愕)。
全11巻。紙の単行本だけなので読みたい場合は古本を。
お祭り料理人 さいたま夢一(原作:川中大海、漫画:早野旬太郎)
家で一工夫するだけで美味しくなる絶品レシピを紹介する漫画。最初は祭の屋台にちょい足ししていたようです。