『蒼太の包丁』1巻がKindleにて期間限定で無料です(終了期間は不明)。
未読の方はこの機会にどうぞ~。
※Kindleは、スマホにアプリをDLで読めます。私はiPhone4Sで読んでます。
※2巻以降は1冊450円で販売しています。全41巻。
感想
料理マンガについて調べていると、名作として『蒼太の包丁』を上げている方を見かけます。
私は作者の名も作品のタイトルも聞いたことがなく、「はて、どんな作品だろう?」と思っていたので、今回、無料なのを機に読んでみました。
主人公は北丘蒼太(きたおかそうた)、20歳。銀座の名店「富み久」で、板前を目指して修行中。
この「富み久」を舞台に繰り広げられる、1話完結型のヒューマンドラマです。
白黒で描かれたマンガですが、透き通った水のような雰囲気をまとった作品だと思いました。
率直な感想として、絵が綺麗だと思いました。
料理や食材の描写も丁寧で、美しい。手間暇かけてるな、料理人の腕がいいなあ…と思わせるような描写。
親方や先輩料理人たちなど、周囲の人たちのキャラクターも良い。
話も1話完結でよくまとまっていると思います。
自分が過去に読んだ作品でいえば、『あんどーなつ』や『味いちもんめ』と近い構成。
料理を小道具に使いながら描かれる、ヒューマンドラマです。
1巻を読んで、あと40巻ある…と思うと、ちょっと手が出ませんが、面白かったです。
同じ作者が現在連載中の作品、『ハルの肴』は以前から気になっていたので、こちらを試してみようかと思っています。