1985年に連載開始した『ザ・シェフ』。
現在、Kindleで3巻まで無料で読めます(終了は不明です)。
※Kindleは、スマホにアプリをDLで読めます。私はiPhone4Sで読んでます。
※4巻以降は1冊400円で販売しています。
感想
連載が長く、単行本が全41巻ということもあって手を出せずにいましたが、今回初めて読みました。
主人公は、法外な報酬を受け取る臨時雇い専門の天才シェフ・味沢匠(あじさわ たくみ)。
内容は読んだ人をホロリとさせるヒューマンドラマです。
簡単に説明すると、”料理版ブラックジャック”です。
手塚治虫先生の『ブラックジャック』が大好きな人が読むと「おいおい…」と思ってしまうかも。
私も『ブラックジャック』は好きですが、医療を料理に置き換えてもうまくまとめられるものだと感心しました。
料理は登場しますが、あくまで小道具/舞台装置で、食に関する描写は薄め。
厨房の様子や、料理する味沢の姿、食事をする風景が描かれていますが、美味しそう!と思って読む感じじゃないです。
料理漫画というより、ヒューマンドラマを描いた漫画として面白いと思いました。
読んだことが無い方が試しに読むには良い機会かと思います。
1話完結で、1巻に8話収録。
古い作品なので1巻に200ページ収録されているので、ボリューム感があります。