ドラマ化もされた『失恋ショコラティエ』、1~3巻が9月17日15時まで無料で配信されています。
それなりに(かなり?)ドロドロした大人の恋愛漫画でもある為、好みは分かれると思う作品ですが、チョコレート作りの描写が細かく丁寧で、読み応えがあります。
※無料なのは2014年9月17日14:59:59までの期間限定です。
※Kindleは、スマホにアプリをDLで読めます。私はiPhone4Sで読んでます。
失恋ショコラティエ(水城せとな)
無料配信は1~3巻。
単行本は8巻までで、4巻以降は432円で配信。
連載は完結しており、全9巻になる予定ですが9巻がなかなかでない…。
あらすじ
主人公は、製菓学校に通う小動爽太。
爽太はバレンタインデーの前日、高校時代から憧れ続けていた1才年上の女性・サエコにチョコレートをプレゼントするが、受け取りを拒否される。
傷心した爽太は、勢いでフランスに飛び、パティシエとしての修行を始める。
5年後、日本に帰ってきた爽太は、ショコラ専門店「ショコラヴィ」を開店させる。
感想
成人女性向けの恋愛マンガです。
実は連載開始から読んでます。久々に1巻から読みましたが、やっぱり面白いなあ。
作中では主人公である爽太がショコラティエとしてチョコレートを作る様子が描かれるのですが、チョコレートの質感が出ていてすごいなあ…と感心します。
作中に登場するチョコレートやチョコレート菓子も美味しそうに描かれています。
甘い香りが漂ってくる感じ。食べたい。
爽太が新商品のレシピを考案する過程なども描かれていて、興味深い。
彼のすることなすこと、全てサエコに繋がっているのもすごい(笑)。
この漫画、「サエコ」という女性に対する感じ方で評価が分かれると思うのですよね。
私も当初、サエコという人物がよくわからなくて。
彼女はすごく、普通なのです。没個性的というかテンプレート的というか。いまいち、キャラクターが掴めない。
主人公である爽太が、色々なことを実現する為の原動力は全てサエコへの恋心。
だけど、イケメンでショコラティエとしても成功を治めている爽太が、何故そこまで惹かれるのか?は理解できず。
そんな私(読み手)の気持ちを代弁してくれる薫子さんが唯一のオアシスでしたね…。
薫子さんには幸せになってほしいわ。
色々書きましたが、ちょっとクセがあるけれどとても面白い作品なので、この機会にぜひお試しください。
パティシエやショコラティエが描かれた作品は、他にこんなのもあります。
●和菓子・洋菓子・パン作りが描かれた漫画一覧